Onoty3D

Unityに関するメモとか

VOICEROID利用のコンテスト応募作品を、報道・配信で引用する際のライセンス

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先のV-TVでVTuberハッカソン福岡大会の様子が報道されたが、V-TVなどの報道番組でVOICEROIDを使ったハッカソン応募作品を取り扱う際、ライセンス契約はどうなるのか、という問い合わせを事前にVOICEROID製造元のAHS様に行っていた。

懸念されていたのは、ライセンスページにある内容。

以下ライセンスページより抜粋

【免除】映像作品のコンテストへの応募
商用ライセンスは必要ありません。
(例)個人、または法人が主催するコンテンツの応募作品にVOICEROIDの音声を使用する、及び、その作品を動画共有サイトに公開するなど

【ライセンス要】個人が法人とスポンサー契約を結んで、スポンサーに関係する動画への利用
商用ライセンスが必要です
(例)動画そのものに収益があるかどうかにかかわらず、法人とスポンサー契約を結び、スポンサーに関係する動画に利用、スポンサーロゴの表示、スポンサーの製品紹介、スポンサーの広告表示等

スポンサー付き報道番組内でのコンテスト応募作品の動画の引用が、後者の条文に引っかかるかどうか、の判断を仰いだかたち。
結局回答が放送に間に合わなかったため、放送自体は音声を抜いた形で行われたが、その後AHS様より回答を頂いたので抜粋して掲載。

まずこの場合の作品制作者の立場では商用には当たらない為問題ございません。
また、番組内でその作品の紹介は、番組が企画として制作させた映像コンテンツではありませんし、また、 VOICEROIDの音声をメインにした番組というわけでも御座いませんので、番組側でもVOICEROIDの商用の範囲に至らないと判断します。

用途内容的には問題なさそうですので、何かしらで 弊社の宣伝をどこかに入れていただければと思います。
”株式会社AHSが販売する VOICEROID製品を使用しています。”
のようなものを 映像又は 公開されるサイトに記載されるなど。

ということで、コンテスト応募作品の動画の報道番組内での引用に関しては、ライセンスは不要とのことである(宣伝はドシドシしよう!!)。